CERAFILに対しまして、ありがたいことに国内外の各方面から、ささやかなご注目を頂けるようになりました。

そこで、この場をお借りして、もうすぐ70歳を迎えるコーヒー好きの陶芸作家であり、開発者である私、山口清久が、CERAFILに込めた想いを少しばかり語らせていただきたく存じます。

長崎・波佐見の地で大好きな陶芸とコーヒーを楽しみながら、
「人生でもう一つ、ワクワクする仕事を成し遂げたい！」
「海外の人を感動させるモノを日本から届けたい！」
という一念で作り上げたのが、CERAFILです。

 
あなたはきっと、一つ一つの道具に思いやりを持って、毎日の一杯を楽しんでおられる方でしょう。
そんなあなたなら、きっと、モノに込められた思いに耳を傾けて下さるはずです。

私は陶芸作家であると同時に、機能性材質である多孔質セラミックの技術者で、大手企業の精密機械の冶具も20年間手掛け、特許も取得しております。

CERAFILは、「美」を追求してきた陶芸作家と、「機能」を追求してきたエンジニアという二つの面での職人として生きてきた私の人生の集大成として、外来文化であるコーヒーの世界で日本の底力を見せたい、という情熱から生み出したものです。

そのため、製作に当たっては、徹底的に味にこだわりました。

お客様の問題を解決したいと思って初めてアイデアが生まれてくるように、「技術があって味が作れるのではなく、味があって技術が出てくる」というのが、職人として生きてきた誠実な実感であり、信念だからです。

 4年の苦闘を経て、わが子のようなセラフィルを、やっと世に送り出すことができました。

言葉は分かりませんが、外国のお客様もとても喜んでくれておるようです。

また、日本でもやっと販売できるだけの数量を作れるようになり、これまでお待たせしていた日本人のお客様からも喜びの声をお聞きするのは、職人冥利に尽きます。

お一人様お一人様の声をありがたい気持ちで読ませていただくのが、70年近くを生きてきて過ごす、今、一番幸せな時間でございます。

職人の独り言をここまで読んで下さり、本当にありがとうございます。

▼まずCERAFILとは、どんなコーヒー器具であるかをご覧ください

▼エレガンスゴールドエッジとプラチナシルバーエッジの2種類をご用意しています